要求事項

●業務の継続および稼働状況把握を回復すること

●「切断された」またはセグメント化されたサイバーセキュリティアーキテクチャを維持すること

●OT ネットワークから企業 IT ネットワークへOSIsoft PI System ヒストリアン複製を可能にすること

●企業ネットワーク運営センターからの遠隔警報監視を可能にすること

企業の概要

年間総生産能力が 3600 万トンの液化天然ガス生産業者。

サイバーセキュリティに関する課題

マルウェア侵害によりデータサーバーおよびアプリケーションサーバーが破壊され、日常業務に深刻な影響が及んだ。その対策として、会社は企業 IT ネットワークから同社の運用技術 (OT) ネットワークを切り離した。工場との電子通信を切断することでマルウェアの拡散を防ぐことはできたが、業務を継続できず、また工場の稼働状況を把握できなくなった。

ハードウェア «

企業周辺機器防御ソリューション (EPDS)

ネットワークのセグメント化と決定論的一方向データ転送用に、独立型の送信専用および受信専用の商用サーバーに

マウントされる一対のデータダイオード通信カード。

インターフェースモジュール «

Owl PI 転送サービス (Owl PI Transfer Service、OPTS)

OSIsoft® PI System ヒストリアンデータをネットワーク境界を越えて安全に複製･転送するために特別に開発された専用ソフトウェア。

解決策

ネットワークの効果的なセグメント化、そして工場資産から企業本社までの IT シスログを含む確実な一方向データ転送に、 Owl 社の DualDiode Technology® (OPDS/EPDS) が採用された 。本社への OT データの転送を可能にするために、OSIsoft® PI System ヒストリアンレプリケーション (OPTS) も追加された。

結果

●工場 OT ネットワークの効果的なセグメント化によりネットワークサイバーセキュリティを提供することで、マルウェアの侵害および拡散を防ぐことに役立った

●工場から会社のデータストアへ、決定論的アウトバウンド OT データフローを許可した

●PI System データヒストリアンを複製し、生産データのフル活用と本社内部からの可視性を実現した

●工場資産から企業のユーザーまでの警報データフローを回復した